The Beatles/『Tomorrow Never Knows』 [いろいろと…]
1960年代、ともに切磋琢磨してきた一方は未だに現役として存在し、初ライブから50年を迎え、音楽活動の再開はまだ時間を要するみたいだが、何かするのでは? という期待を示してくれた。
そうすると、もう一方にも動きがあるのでは…? と、密かに思っていたら、タイトルが『Tomorrow Never Knows』 という14曲入りで40分を少し超えるコンピレーション・アルバムを突如発表してきた。しかも iTunes のみの限定配信というかたちでだった。
しかし、その内容に目新しさはなく、全てが既存の発表済み音源ばかりの14曲。ジャケットから想像させるような LP 時代を思わせる40分という時間も、配信限定で物理的な時間の制約がない環境では、ただ「短い」という印象しかない。
コンピレーション・アルバム『Tomorrow Never Knows』のコンセプトは The Beatles の「ハードでヘヴィーな曲を収録した」そうで、確かに、ここにある14曲をプレイリストで作り聴いてみると、そのコンセプトと思える曲が並んでいるが、どうも今ひとつな印象だ。
『Tomorrow Never Knows』の収録曲で目玉と呼べるような点も「苦肉の策」で、『I've Got A Feeling』が『Let It Be... Naked』からの選曲で、最後の曲『The End』(これもベタな位置にベタな選曲…)が『Anthology 3』から選ばれたという2点で、既にオリジナル・アルバムを全て持っているファンに少しでも違う点を見せようというアピールだろうが、『Abbey Road』収録のバージョンと異なるエンディングの『The End』などに本当に魅力はあるのだろうか?
そこで単純に『Tomorrow Never Knows』にある14曲をプレイリストで作るのはやめ、2009年当初は限定盤ボックスとしてリリースされたモノラル盤の音源だけで作ってみた。これであれば、先に上げた2か所以外にも面白さが増えるのでは…? と思った。
モノラル盤から選んだ12曲の内訳は、シングル盤を集めた『Mono Masters』から5曲、『Revolver』から3曲、2枚組の『The Beatles』から3曲、そして『A Hard Days Night』から1曲という構成になった。
『It's All Too Much』と『Hey Bulldog』の2曲はモノラル盤のボックスにしかない『Mono Masters』でしか聴けないまさに初めて聴ける真性モノ・ミックスだったので、これは大きな聴くべき要素になるのではないだろうか。
そして、モノラルとステレオでミックス違いの宝庫だった『The Beatles』からの3曲、『Helter Skelter』『Savoy Truffle』『Back In The USSR』はその代表格とも呼べる存在の3曲。これでさらに聴くべき要素が増えた…?
さらに『Revolver』からの『Tomorrow Never Knows』は、モノラルとステレオでの違いが多数あり、限定盤のボックスにあるモノラル盤『Revolver』でしか聴けなかったが、このコンピレーション・アルバムで聴ける! となれば、さらに聴くべき要素はアップ?! するかもしれない。(あまり自信はないが…)
どうせやるなら、ここまで徹底してくれれば面白さも上がっただろう。配信での価格も全てが既存音源の寄せ集めで1200円は高過ぎだ。50周年を迎えた一方は、公式には未発表のライブ音源で、それも2時間を超す長さにも関わらず僅か7ドル。現在の円レートでも1000円しないで手に入る。
う~ん、この不思議な『Tomorrow Never Knows』。そのタイトルのセンスだけは面白いが、どれだけの人々の興味を惹きつけるのだろう…?
Tomorrow Never Knows
Revolution
Paperback Writer
And Your Bird Can Sing
Helter Skelter
Savoy Truffle
I'm Down
I've Got A Feeling (Naked Version)
Back In The USSR
You Can't Do That
It's All Too Much
She Said She Said
Hey Bulldog
Tomorrow Never Knows
The End (Anthology 3 Version)
そうすると、もう一方にも動きがあるのでは…? と、密かに思っていたら、タイトルが『Tomorrow Never Knows』 という14曲入りで40分を少し超えるコンピレーション・アルバムを突如発表してきた。しかも iTunes のみの限定配信というかたちでだった。
しかし、その内容に目新しさはなく、全てが既存の発表済み音源ばかりの14曲。ジャケットから想像させるような LP 時代を思わせる40分という時間も、配信限定で物理的な時間の制約がない環境では、ただ「短い」という印象しかない。
コンピレーション・アルバム『Tomorrow Never Knows』のコンセプトは The Beatles の「ハードでヘヴィーな曲を収録した」そうで、確かに、ここにある14曲をプレイリストで作り聴いてみると、そのコンセプトと思える曲が並んでいるが、どうも今ひとつな印象だ。
『Tomorrow Never Knows』の収録曲で目玉と呼べるような点も「苦肉の策」で、『I've Got A Feeling』が『Let It Be... Naked』からの選曲で、最後の曲『The End』(これもベタな位置にベタな選曲…)が『Anthology 3』から選ばれたという2点で、既にオリジナル・アルバムを全て持っているファンに少しでも違う点を見せようというアピールだろうが、『Abbey Road』収録のバージョンと異なるエンディングの『The End』などに本当に魅力はあるのだろうか?
そこで単純に『Tomorrow Never Knows』にある14曲をプレイリストで作るのはやめ、2009年当初は限定盤ボックスとしてリリースされたモノラル盤の音源だけで作ってみた。これであれば、先に上げた2か所以外にも面白さが増えるのでは…? と思った。
モノラル盤から選んだ12曲の内訳は、シングル盤を集めた『Mono Masters』から5曲、『Revolver』から3曲、2枚組の『The Beatles』から3曲、そして『A Hard Days Night』から1曲という構成になった。
『It's All Too Much』と『Hey Bulldog』の2曲はモノラル盤のボックスにしかない『Mono Masters』でしか聴けないまさに初めて聴ける真性モノ・ミックスだったので、これは大きな聴くべき要素になるのではないだろうか。
そして、モノラルとステレオでミックス違いの宝庫だった『The Beatles』からの3曲、『Helter Skelter』『Savoy Truffle』『Back In The USSR』はその代表格とも呼べる存在の3曲。これでさらに聴くべき要素が増えた…?
さらに『Revolver』からの『Tomorrow Never Knows』は、モノラルとステレオでの違いが多数あり、限定盤のボックスにあるモノラル盤『Revolver』でしか聴けなかったが、このコンピレーション・アルバムで聴ける! となれば、さらに聴くべき要素はアップ?! するかもしれない。(あまり自信はないが…)
どうせやるなら、ここまで徹底してくれれば面白さも上がっただろう。配信での価格も全てが既存音源の寄せ集めで1200円は高過ぎだ。50周年を迎えた一方は、公式には未発表のライブ音源で、それも2時間を超す長さにも関わらず僅か7ドル。現在の円レートでも1000円しないで手に入る。
う~ん、この不思議な『Tomorrow Never Knows』。そのタイトルのセンスだけは面白いが、どれだけの人々の興味を惹きつけるのだろう…?
Tomorrow Never Knows
Revolution
Paperback Writer
And Your Bird Can Sing
Helter Skelter
Savoy Truffle
I'm Down
I've Got A Feeling (Naked Version)
Back In The USSR
You Can't Do That
It's All Too Much
She Said She Said
Hey Bulldog
Tomorrow Never Knows
The End (Anthology 3 Version)
タグ:THE BEATLES 2012
2012-07-25 15:32
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