Brand X/『Masques』 [CD]
久しぶりに聴く Brand X のスタジオ・アルバム。今回は1978年にリリースされた3枚目のスタジオ・アルバムの『Masques』。このアルバムの前にライブ盤『Livestock』がリリースされているので、Brand X としてのアルバムは4枚目になる。
もともと、Phil Collins が参加しているということで興味を持った Brand X だが、この『Masques』では、その Phil が参加していない。本業 (?) の Genesis が1978年の春に『...And Then There Were Three...』をリリースしたこともあって、この『Masques』では代わりに Chuck Burgi がドラムで参加していた。
その他のメンバーではギターの John Goodsall と、ベースの Percy Jones は健在。キーボードを弾いていた Robin Lumley が今作ではプロデューサーにまわり、ここでキーボードを担当したのは後に Phil のソロ活動にも参加する Peter Robinson だった。
また、ドラムで参加した Chuck Burgi は『Masques』に参加した後、Daryl Hall & John Oates の『Voices』や『Private Eyes』、Bon Jovi のデビュー盤などに参加。パーカッションの Morris Pert は、それまでに Bryan Ferry のソロ活動でも名前があり、Brand X では2ndアルバム『Morroccan Roll』から参加。『Masques』の後、1979年に Wings がリリースしたスタジオ・アルバム『Back To The Egg』で披露された Rockestra のメンバーにも名前があった。
全7曲、すべてがインストルメンタルの『Masques』で聴きどころは、いろいろあるが、やはりベースの Percy Jones のプレイが一番の聴きどころだろうか。
Phil のドラムが当初興味の対象だった Brand X で、その Phil が不在の『Masques』は、デビュー盤の『Unorthodox Behaviour』から活動を共にしている John Goodsall のギターも音色も良かったが、Percy Jones 弾くベースの音は、ときにギターやボーカルより雄弁で、ベースの音だけを追いかけて聴くのも楽しいアルバムだった。
1978年のオリジナル・リリースで LP 各サイドにある最後の曲は、いずれも10分を超す大作で、それぞれ、何気に意味深なタイトルの意味を考えながら、次々移り変わる曲の流れをじっくりと聴いていると、なんとなく涼し気な感じにもなったりする。
Genesis では出来ない Phil の自由に叩くドラムの音を聴くのが Brand X の楽しみのひとつだったが、Phil 不在の『Masques』では、そのドラムの自由が少なくなった代わりに、もっと Brand X の曲としての面白さが増えたようだった。
久しぶりに聴いてみた『Masques』は、とても面白いアルバムだった。こういうインストルメンタルだけのアルバムが手元の CD ラックにもっとなかったか、探してみたくなった。
Masques
The Poke
Masques
Black Moon
Deadly Nightshade
Earth Dance
Access To Data
The Ghost Of Mayfield Lodge
もともと、Phil Collins が参加しているということで興味を持った Brand X だが、この『Masques』では、その Phil が参加していない。本業 (?) の Genesis が1978年の春に『...And Then There Were Three...』をリリースしたこともあって、この『Masques』では代わりに Chuck Burgi がドラムで参加していた。
その他のメンバーではギターの John Goodsall と、ベースの Percy Jones は健在。キーボードを弾いていた Robin Lumley が今作ではプロデューサーにまわり、ここでキーボードを担当したのは後に Phil のソロ活動にも参加する Peter Robinson だった。
また、ドラムで参加した Chuck Burgi は『Masques』に参加した後、Daryl Hall & John Oates の『Voices』や『Private Eyes』、Bon Jovi のデビュー盤などに参加。パーカッションの Morris Pert は、それまでに Bryan Ferry のソロ活動でも名前があり、Brand X では2ndアルバム『Morroccan Roll』から参加。『Masques』の後、1979年に Wings がリリースしたスタジオ・アルバム『Back To The Egg』で披露された Rockestra のメンバーにも名前があった。
全7曲、すべてがインストルメンタルの『Masques』で聴きどころは、いろいろあるが、やはりベースの Percy Jones のプレイが一番の聴きどころだろうか。
Phil のドラムが当初興味の対象だった Brand X で、その Phil が不在の『Masques』は、デビュー盤の『Unorthodox Behaviour』から活動を共にしている John Goodsall のギターも音色も良かったが、Percy Jones 弾くベースの音は、ときにギターやボーカルより雄弁で、ベースの音だけを追いかけて聴くのも楽しいアルバムだった。
1978年のオリジナル・リリースで LP 各サイドにある最後の曲は、いずれも10分を超す大作で、それぞれ、何気に意味深なタイトルの意味を考えながら、次々移り変わる曲の流れをじっくりと聴いていると、なんとなく涼し気な感じにもなったりする。
Genesis では出来ない Phil の自由に叩くドラムの音を聴くのが Brand X の楽しみのひとつだったが、Phil 不在の『Masques』では、そのドラムの自由が少なくなった代わりに、もっと Brand X の曲としての面白さが増えたようだった。
久しぶりに聴いてみた『Masques』は、とても面白いアルバムだった。こういうインストルメンタルだけのアルバムが手元の CD ラックにもっとなかったか、探してみたくなった。
Masques
The Poke
Masques
Black Moon
Deadly Nightshade
Earth Dance
Access To Data
The Ghost Of Mayfield Lodge
2012-08-19 14:56
nice!(0)
コメント(2)
トラックバック(0)▲ページトップ▲
ブランドXのこのあるばむは私は「意外」に良かったという印象です。意気込みやエネルギーという点ではやや劣るものの、円熟とか余裕という言葉が浮かびます。意外にこのアルバムが好きだったりする。
by jamken (2013-01-16 22:44)
jamkenさん、意外なアルバムにコメントありがとうございます。Philが参加していない、このアルバムはあまり多くの方に馴染みのないアルバムと思っていました。
売れる、売れないという点より、プレイを楽しむアルバムで、たまに引っ張りだして聴くと、「いいな!」と思うアルバムでもあります!
by MCMLXV_65 (2013-01-16 23:03)