Alanis Morissette/『havoc and bright lights』 [CD]
2008年の初夏にリリースした通算7枚目のスタジオ・アルバム『Flavors Of Entanglement』以来、結婚して出産をその間に経験した Alanis Morissette が約4年ぶりとなる今年の春、久しぶりのシングル『guardian』をリリースした。
そして、その新曲を含む全12曲入りのフル・アルバム『havoc and bright lights』が、8月末にようやくリリースされた。
この新作のタイトルに使われた havoc をネットの音楽情報サイトは「苦境」と訳しているところもあるが、他には「大荒れ」という意味や、自然の力や暴力で「壊された」という意味もあるようだ。そんな言葉と反対の意味にもとれる「明るい光」である bright lights がタイトルに付けられた4年ぶりの新作。その内容が Alanis がデビュー盤以来、好きなひとりとして気になった。
『guardian』を最初にラジオで聴いたときの第一印象は Alanis らしい曲調だと感じ、あまり変化がないことを好意的に思った。Alanis の私的な環境は結婚などで変わったが、仕事面でもメジャー・デビュー以来、属していた Maverick を離れ、この新作は SME 系の Collective Sounds というレーベルに移っての一枚目。そんな公私の変化がアルバムのタイトルである havoc にあったのかも…と思えた。
Alanis の曲のタイトルにはシンプルな単語が使われることが多かったが、この新作でも、それは継続され、ひとつの単語から曲の中で謳われていること想像しながら聴くこともできた。
ここにある12曲の歌詞は全て Alanis が書き、前作のプロデューサー Guy Sigsworth と共に曲を作り、新たなスタッフとして The White Stripes のアルバムで Grammy 賞を獲得した Joe Chiccarelli がプロデュースを担当。『guardian』を含む半分の6曲で Sigsworth と Chiccarelli のふたりがプロデュースを務めている。
2011年の暮れ、American Music Awards に出演した際に Alanis は新作用に31曲を書いたとコメントしていたが、そこから、この新作に向けて12曲が選ばれたのだろう。
個人的にリード・シングルになった『guardian』は、これまでの路線を踏襲したつくりが好きな曲で、他にこのアルバムでは『empathy』『spiral』『edge of evolution』が好きな曲。Alanis の私的な変化は、曲にソフトな感じをもたらしたと報じる海外メディアがあり、それがいい面でもある一方で、その変化が Alanis らしさに欠けるという評価もあるようだ。
最初、収録された曲のタイトルを見たとき、アルバム・タイトルにも使われた『havoc』という曲では、どんな内容を謳っているのだろう…と思った。また『celebrity』というタイトルを見たときには、Alanis が謳う celebrity って…? という不思議な感じもした。
そして『win and win』なんてタイトルは、今までの Alanis のスタイルからあまり想像のできなかったタイトルで、いったいどんな曲になっているのだろう? と、とても興味があった。
歌詞の内容もこれまでのアルバム同様、興味を惹かれた『havoc and bright lights』は、サウンド的には少しポップな面が強くなったかな…という印象だが、チャート受けするような曲は少ないようにも感じた。
シングルの『guardian』はアメリカを含め、いろいろな国のチャートでも苦戦しているようで、アルバムも同じような状況になりそうな予感はあるが、好きなアーティストの久しぶりのアルバムなので、チャートの結果はあまり気にせず、歌詞の内容を紐解きながら楽しんでいきたい。
havoc and bright lights
guardian
woman down
'til you
celebrity
empathy
lens
spiral
numb
havoc
win and win
receive
edge of evolution
そして、その新曲を含む全12曲入りのフル・アルバム『havoc and bright lights』が、8月末にようやくリリースされた。
この新作のタイトルに使われた havoc をネットの音楽情報サイトは「苦境」と訳しているところもあるが、他には「大荒れ」という意味や、自然の力や暴力で「壊された」という意味もあるようだ。そんな言葉と反対の意味にもとれる「明るい光」である bright lights がタイトルに付けられた4年ぶりの新作。その内容が Alanis がデビュー盤以来、好きなひとりとして気になった。
『guardian』を最初にラジオで聴いたときの第一印象は Alanis らしい曲調だと感じ、あまり変化がないことを好意的に思った。Alanis の私的な環境は結婚などで変わったが、仕事面でもメジャー・デビュー以来、属していた Maverick を離れ、この新作は SME 系の Collective Sounds というレーベルに移っての一枚目。そんな公私の変化がアルバムのタイトルである havoc にあったのかも…と思えた。
Alanis の曲のタイトルにはシンプルな単語が使われることが多かったが、この新作でも、それは継続され、ひとつの単語から曲の中で謳われていること想像しながら聴くこともできた。
ここにある12曲の歌詞は全て Alanis が書き、前作のプロデューサー Guy Sigsworth と共に曲を作り、新たなスタッフとして The White Stripes のアルバムで Grammy 賞を獲得した Joe Chiccarelli がプロデュースを担当。『guardian』を含む半分の6曲で Sigsworth と Chiccarelli のふたりがプロデュースを務めている。
2011年の暮れ、American Music Awards に出演した際に Alanis は新作用に31曲を書いたとコメントしていたが、そこから、この新作に向けて12曲が選ばれたのだろう。
個人的にリード・シングルになった『guardian』は、これまでの路線を踏襲したつくりが好きな曲で、他にこのアルバムでは『empathy』『spiral』『edge of evolution』が好きな曲。Alanis の私的な変化は、曲にソフトな感じをもたらしたと報じる海外メディアがあり、それがいい面でもある一方で、その変化が Alanis らしさに欠けるという評価もあるようだ。
最初、収録された曲のタイトルを見たとき、アルバム・タイトルにも使われた『havoc』という曲では、どんな内容を謳っているのだろう…と思った。また『celebrity』というタイトルを見たときには、Alanis が謳う celebrity って…? という不思議な感じもした。
そして『win and win』なんてタイトルは、今までの Alanis のスタイルからあまり想像のできなかったタイトルで、いったいどんな曲になっているのだろう? と、とても興味があった。
歌詞の内容もこれまでのアルバム同様、興味を惹かれた『havoc and bright lights』は、サウンド的には少しポップな面が強くなったかな…という印象だが、チャート受けするような曲は少ないようにも感じた。
シングルの『guardian』はアメリカを含め、いろいろな国のチャートでも苦戦しているようで、アルバムも同じような状況になりそうな予感はあるが、好きなアーティストの久しぶりのアルバムなので、チャートの結果はあまり気にせず、歌詞の内容を紐解きながら楽しんでいきたい。
havoc and bright lights
guardian
woman down
'til you
celebrity
empathy
lens
spiral
numb
havoc
win and win
receive
edge of evolution
2012-09-03 19:04
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