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Brian May/『Too Much Love Will Kill You』 [CD]

Brian May が1992年の秋にリリースした初のソロ・アルバム『Back To The Light』に収録され、そこからのリード・シングルにも選ばれた『Too Much Love Will Kill You』。これを初めて聴いたのは Freddie Mercury を追悼する1992年4月20日のロンドン、Wembley Stadium で開催された The Freddie Mercury Tribute Concert for AIDS Awareness だった。


この追悼コンサートは二部構成で第一部には Metallica や Def Leppard、Guns N' Roses などが登場。第二部は Freddie を除く Queen の3人と他のアーティスト、バンドとの共演が繰り広げられ、その中盤に Brian がキーボードの前に座り、この曲を披露した。

Brian が登場するまでに『Tie Your Mother Down』や『Hammer To Fall』『Stone Cold Crazy』という Queen のハードな面を受け持つ曲がプレイされていたので、派手な演出もなく、Brian がひとりで切実に歌い上げる『Too Much Love Will Kill You』は、より Freddie の不在が現実であることを痛いほど感じさせるパフォーマンスだった。

その追悼コンサートから季節が夏に変わった頃、Brian の初めてのソロ・アルバムのニュースが報じられ、そこからの1stシングルが、この『Too Much Love Will Kill You』に決まった。

『Too Much Love Will Kill You』は元々1989年、Queen のアルバム『The Miracle』より前に行われた Brian のソロ・プロジェクトでレコーディングされた曲で、『The Miracle』のセッションでデモが披露されたようだが、結局、その時点では Queen の曲として採用されることはなかった。

そして、1992年の Brian の初ソロ・アルバム『Back To The Light』まで待つことになったが、そこからの1stシングルとしてリリースされると全英チャートで最高5位をマークし、前年にリリースした『Driven By You』の6位を上回る結果を残した。

カップリングに『I'm Scared』を収録した7インチ・アナログ盤の他に、CD シングルでは Brian のボーカル・パートを Red Special のギター・パートに置き換えたギター・バージョンと、『Driven By You』を新たにドラムに Cozy Powell、ベースに Neil Murray を迎え新録したバージョンの4曲入りでリリースされた。

『Too Much Love Will Kill You』はその後、1989年に行われたデモを元に、Queen 名義のラスト・アルバム『Made In Heaven』用にアレンジされ、1996年3月には同アルバムからの3枚目のシングルとして Queen バージョンがリリースされた。

この Queen バージョンではボーカルが Freddie に変わり、全英チャートで最高15位まで上昇。英国作曲家協会が主催するソングライターを対象とした Ivor Novello Awards で1997年、Best Song Musically and Lyrically にも選出された。

TooMuchLoveWillKillYou.jpgToo Much Love Will Kill You
Too Much Love Will Kill You
I'm Scared
Too Much Love Will Kill You (Guitar Version)
Driven By You (New Version)




タグ:Brian May 1992


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