Madonna/『Bedtime Stories』 [CD]
50代を超えても『MDNA』のようなアルバムを作る Madonna が『Bedtime Stories』をリリースした1994年は40代を折り返した頃。今から振り返れば、その頃に相応な落ち着いた雰囲気のアルバムに映るが、当時は前作『Eroica』からのイメージを払拭するのに必要なアルバムでもあった。
1980年代中盤にリリースした『True Blue』の頃からのスタッフ Shep Pettibone と袂を分かち、新たに Nellee Hooper、Dave "Jam" Hall、Dallas Austin、そして Babyface という、この当時のヒットメーカーたちと作り上げた『Bedtime Stories』は、前作『Eroica』にあった尖った雰囲気が影を潜め、Madonna のソフトなイメージを前面に押し出したアルバムだった。
新たに制作陣に加わった面々だが、当時 Nellee Hooper は Björk や Massive Attack、Soul II Soul を手掛け、Dave "Jam" Hall は Mariah Carey や Mary J. Blige を。Dallas Austin は TLC や The Brand New Heavies、Boyz II Men を、そして Babyface は Karyn White、Vanessa Williams、Toni Braxton らの女性アーティストのソロ・アルバムに大きく貢献し、TLC や Mariah のアルバムにもその名前があった。
Madonna のアルバムでこれだけ著名なスタッフを総動員したアルバムもそう多くなく、他には2008年リリースの『Hard Candy』があるくらいだろうか。
『Bedtime Stories』からは4枚のシングルがカットされ、リード・シングルになった Dallas Austin プロデュースの『Secret』は米3位/英5位を記録。2ndシングルには Babyface プロデュースの『Take A Bow』が選ばれ、1995年の春に全米チャートで7週連続 No.1 を記録し、この年の年間チャートでも8位に。Madonna の歴代シングルでは全米チャート No.1 最長記録の曲に今もなっている。
『Take A Bow』のロング・ヒットもあって『Bedtime Stories』は『Eroica』で落ち込んだセールスが上向き回復し、アメリカではトリプル・プラティナに輝き。世界中でのセールスも『Eroica』を超える600万枚を記録した。
前作『Erotica』前後にシングル・カットされた曲の幾つかは放送禁止処分を受けた曲もあったが、『Bedtime Stories』にある曲はアメリカに多くあるラジオで安心してかけられる曲が多く、このソフト路線は性的な面を強く意識した『Eroica』でのイメージから抜け出すことに成功した。
アルバムのタイトル・トラック (?)『Bedtime Story』では前年の1993年に『Debut』をリリースした Björk をライターに加え、Annie Lennox や Cathy Dennis らに曲を書いた Marius de Vries と、Nellee Hooper のふたりもソングライティングに関わっていた。
『Bedtime Stories』はアメリカでリリースされた当初、Madonna の画像が頭を下にしたジャケットだったが、今ではそれが逆になっている。リリース当時、リアル店舗に並べられた『Bedtime Stories』の輸入盤と国内盤のジャケットは天地逆で不思議だったが、安い輸入盤を選んで、今手元には今回紹介したジャケットの『Bedtime Stories』がある。改めてジャケットのことを調べると、どうも初回リリースのジャケットはミスだったと書いているところもある。
しかし、先日リリースされた『The Complete Studio Albums (1983–2008)』では天地逆の画像の『Bedtime Stories』になっているので、やはり、この Madonna の頭を下にしたジャケットが公式なのだろうか…?
Bedtime Stories
Survival
Secret
I'd Rather Be Your Lover
Don't Stop
Inside Of Me
Human Nature
Forbidden Love
Love Tried To Welcome Me
Sanctuary
Bedtime Story
Take A Bow
1980年代中盤にリリースした『True Blue』の頃からのスタッフ Shep Pettibone と袂を分かち、新たに Nellee Hooper、Dave "Jam" Hall、Dallas Austin、そして Babyface という、この当時のヒットメーカーたちと作り上げた『Bedtime Stories』は、前作『Eroica』にあった尖った雰囲気が影を潜め、Madonna のソフトなイメージを前面に押し出したアルバムだった。
新たに制作陣に加わった面々だが、当時 Nellee Hooper は Björk や Massive Attack、Soul II Soul を手掛け、Dave "Jam" Hall は Mariah Carey や Mary J. Blige を。Dallas Austin は TLC や The Brand New Heavies、Boyz II Men を、そして Babyface は Karyn White、Vanessa Williams、Toni Braxton らの女性アーティストのソロ・アルバムに大きく貢献し、TLC や Mariah のアルバムにもその名前があった。
Madonna のアルバムでこれだけ著名なスタッフを総動員したアルバムもそう多くなく、他には2008年リリースの『Hard Candy』があるくらいだろうか。
『Bedtime Stories』からは4枚のシングルがカットされ、リード・シングルになった Dallas Austin プロデュースの『Secret』は米3位/英5位を記録。2ndシングルには Babyface プロデュースの『Take A Bow』が選ばれ、1995年の春に全米チャートで7週連続 No.1 を記録し、この年の年間チャートでも8位に。Madonna の歴代シングルでは全米チャート No.1 最長記録の曲に今もなっている。
『Take A Bow』のロング・ヒットもあって『Bedtime Stories』は『Eroica』で落ち込んだセールスが上向き回復し、アメリカではトリプル・プラティナに輝き。世界中でのセールスも『Eroica』を超える600万枚を記録した。
前作『Erotica』前後にシングル・カットされた曲の幾つかは放送禁止処分を受けた曲もあったが、『Bedtime Stories』にある曲はアメリカに多くあるラジオで安心してかけられる曲が多く、このソフト路線は性的な面を強く意識した『Eroica』でのイメージから抜け出すことに成功した。
アルバムのタイトル・トラック (?)『Bedtime Story』では前年の1993年に『Debut』をリリースした Björk をライターに加え、Annie Lennox や Cathy Dennis らに曲を書いた Marius de Vries と、Nellee Hooper のふたりもソングライティングに関わっていた。
『Bedtime Stories』はアメリカでリリースされた当初、Madonna の画像が頭を下にしたジャケットだったが、今ではそれが逆になっている。リリース当時、リアル店舗に並べられた『Bedtime Stories』の輸入盤と国内盤のジャケットは天地逆で不思議だったが、安い輸入盤を選んで、今手元には今回紹介したジャケットの『Bedtime Stories』がある。改めてジャケットのことを調べると、どうも初回リリースのジャケットはミスだったと書いているところもある。
しかし、先日リリースされた『The Complete Studio Albums (1983–2008)』では天地逆の画像の『Bedtime Stories』になっているので、やはり、この Madonna の頭を下にしたジャケットが公式なのだろうか…?
Bedtime Stories
Survival
Secret
I'd Rather Be Your Lover
Don't Stop
Inside Of Me
Human Nature
Forbidden Love
Love Tried To Welcome Me
Sanctuary
Bedtime Story
Take A Bow
2012-09-29 13:56
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