The Clash／『From Here To Eternity Live』 [CD]
2002年の12月22日は The Clash の Joe Strummer が亡くなった日。日本では11月下旬から12月上旬にかけて、多くの海外著名アーティストが亡くなった日が相次ぎ、その話題に集中するが、Joe Strummer の話題は、年の瀬も押し迫ったこの時期、ほとんど話題に挙がることはない (気がするが、海外ではどうなのだろう…?)。と、言う自分も The Clash のアルバムは、このライブ盤、しかも解散してから10年以上も後の1999年に突然リリースされた『From Here To Eternity Live』の1枚しか手元にない。
The Clash がデビューした1977年。そのデビュー盤である『The Clash』、邦題に「白い暴動」と付けられたジャケットは見たことがあるし、1979年の『London Calling』はアルバムも、そのタイトル曲も印象が強く残っている。
そして、1980年にリリースされた LP で3枚組の大作『Sandinista!』がリリースされたときのことや、その次のアルバム『Combat Rock』のジャケットも、よく覚えている。だが、そのいずれのアルバムも CD 時代になっても、きちんと聴いたことがなく、今に至っている。
それぞれのアルバムがリリースされた当時、周囲に The Clash を聴いていた友達がいなかったことも、その理由の1つだが、その当時はヒット・チャートを賑わす曲に夢中になっていたこともあって、The Clash の曲もシングル単位で、その名前を聞いたが、アルバムを聴くまでは全く至らなかった。
そうこうしているうち、The Clash は1980年代中盤に解散してしまい、ベスト盤の類も手元にない中、このライブ盤『From Here To Eternity Live』が突然リリースされた。シングルで聴いた曲も収録曲にあったので、ここで初めて The Clash のアルバムを手にした。
CD 時代にリリースされた『From Here To Eternity Live』だが、イギリスでは2枚組の LP もリリースされ、9曲目の『I Fought The Law』までが1枚目。『London Calling』以降が2枚目に分かれていた。
CD 盤『From Here To Eternity Live』も『I Fought The Law』がプレイ後にフェードアウトされ、2枚組 LP でいうところの盤面の切替りを実感できるようになっていて、2枚目の始まりにあたる『London Calling』のイントロでは、いつもゾクゾクさせられた。
このライブ盤は全17曲、約1時間余りのアルバムで、それぞれの曲はイギリスやアメリカ各地で収録された音源が使われている。古い音源は1978年の頃からあり、最新でも1982年の頃と、The Clash の主な活動期間中のライブ音源が選ばれ、『I Fought The Law』後のフェードアウト以外は、それぞれの曲がスムーズに繋がれている。
そのため、約1時間の The Clash のステージを楽しめるようなアルバムでもあった。
このライブ盤を含め、The Clash のスタジオ・アルバムや、Joe Strummer のソロ名義のアルバムが今、リイシューされ、The Clash の新しい DVD もリリースされるという。The Clash のアルバムは全て紙ジャケット仕様なので、この機会に揃えてみたいと思ったが、LP に忠実に CD でも2枚組や3枚組でリイシューされ、それに伴い価格が1000円ずつ高いというのは、どうなんだろう?
最新のリマスター盤でもないようなので、やっぱり、安い輸入盤を探すのが賢明なのかな…??
From Here To Eternity Live
Complete ControlLondon's Burning
What's My Name
Clash City Rockers
Career Opportunities
(White Man) In Hammersmith Palais
Capital Radio
City Of The Dead
I Fought The Law
London Calling
Armagideon Time
Train In Vain
Guns Of Brixton
The Magnificent Seven
Know Your Rights
Should I Stay Or Should I Go
Straight To Hell
2012-12-22 13:39
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