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Led Zeppelin/『II』 [CD]

LedZeppelinII.jpg第一次世界大戦のドイツ空軍の集合写真を、4人のメンバーの顔に置き換えたジャケットの、Led Zeppelin が1969年秋にリリースした2ndアルバムの『II』。

ここにある9曲は、その年に行われたツアーの合間を縫って作られ、イギリスと北米にある幾つかのスタジオでレコーディングされたという。

1969年のリリース以来、30年後の1999年秋にはアメリカでの総売上げ枚数が1200万枚を突破。Led Zeppelin 初の全米チャート No.1 を記録した『II』は、当時それまで No.1 を記録していた The Beatles の『Abbey Road』を蹴落としての No.1 獲得でもあった。

2003年には Rolling Stone 誌が選ぶ『偉大なアルバム歴代500枚』でも『II』は75位に選出されている。

最近、改めて『II』を家の中や、外に出かけるときに聴いているが、その迫力を楽しむには、リズム隊の John Bonham と John Paul Jones の貢献ぶりがしっかりと聴ける、きちんとしたスピーカー環境で聴くのが一番。終盤にある『Moby Dick』もスピーカーで、それもできるだけ大音量で聴きたい一曲だ。

デビュー盤よりハード・ロックの要素が濃くなった『II』は、その象徴でもある Jimmy Page と Robert Plant の活躍に注目を奪われがちだが、John Paul Jones の弾くベースとキーボードの音もじっくり注意して聴くと、この『II』というアルバムは、もっと楽しく聴けると思う。

そして、今さらながら、LP でA面に並べられた4曲と、『Heartbreaker』から始まる後半5曲を分けて、じっくり聴くのがいいアルバムだ。

CD 時代になってA面最後の曲『Thank You』とB面トップの『Heartbreaker』が連続して、それも間髪なくプレイされてしまうが、それも『Thank You』が終わったと思える余韻を残すところで一旦ストップし、雰囲気をリセットした上で『Heartbreaker』から聴くのが、いいだろう。

各サイドのトップに置かれた『Whole Lotta Love』と『Heartbreaker』の2曲は、この『II』を代表する2曲で、Led Zeppelin のハードな面を受持つ2曲でもあるが、この2曲から続くそれぞれのサイドは、ひとつの大きな組曲のようでもある。

なので、4曲目と5曲目はしっかり区切って聴くのが、この『II』を楽しむ上でも重要なポイントだと思う。

この『II』もまた、長い曲が多いが、その中にあって2分半の『Livin' Lovin' Wreck (She's A Woman)』は『Heartbreaker』から休みなく続く曲。こういう短い即興的な曲も個人的に大いに好きなタイプの曲だ。

LedZeppelinII.jpgII Led Zeppelin II - Led Zeppelin
【Side One】
Whole Lotta Love
What Is And What Should Never Be
The Lemon Song
Thank You
【Side Two】
Heartbreaker
Livin' Lovin' Wreck (She's A Woman)
Ramble On
Moby Dick
Bring It On Home

タグ:Led Zeppelin 1969


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