The X Files

今日は海外のエンターテインメント・ゴシップを扱うサイトで見た、このニュースから、久々に海外ドラマの話題を。

『The X Files』という1993年から合計9シーズン続いた超常現象などを扱った犯罪捜査ドラマ (と、括ってもいいのかな…?) は、映画版も2本作られたが、その第3弾について、主演俳優のひとり、Fox Mulder 役の David Duchovny がコメントしたらしい。

と言っても、前述のニュースを読む限り、何も具体的なことは決まってないようで、本当に単なるゴシップ程度に過ぎないが、このニュースから久しぶりに『The X Files』の TV シリーズが見たくなった。

『The X Files』は FBI の Special Agent である Mulder 役の Duchovny と、Dana Scully 役の Gillian Anderson を中心にした犯罪捜査ドラマ。未解決扱いになって X File と呼ばれる FBI の中でもお蔵入りした不可解な事象に関わる事件が数多く登場する。(当然、フィクション…のはず?)

X File な事件を追うあまり、FBI でも特異 (爪弾き?) な存在になってしまった Mulder を、科学的な見地から事件を分析 (しつつ、Mulder の監視も兼ねる) する役として Scully が、Mulder のもとに送り込まれるのが、9シーズンにも渡るロングランなドラマの最初だった。

未解決の不思議な事件に加え、Mulder は幼い頃に行方不明になった妹が UFO に連れ去られたと信じることから、全シリーズを通じて UFO に関する事件を扱うことも多い。

この UFO 関連のエピソードを『The X Files』シリーズの中心に据え、その周囲に一話完結の不可解な犯罪捜査のエピソードが展開していくのが、『The X Files』というドラマだった。

UFO 関連のエピソードは政府の裏組織も絡む壮大な展開となり、TV シリーズが継続中の1998年には『The X Files: Fight The Future』という映画版も作られた。

映画はそれ自体でも楽しめるつくりだったが、やはり、TV シリーズを見ていると、より楽しめることは間違いなく、政府の裏組織に関わる要人のひとりの最期も、この映画版にはあった。

映画版は TV シリーズの完結した後の2008年に『The X Files: I Want To Believe』も公開されたが、さすがにシリーズ完結から5年以上も経っての映画は、その内容も、そして興収の面も第一作に及ばなかった。

『The X Files: Fight The Future』はサウンドトラック盤がふたつあり、ひとつは音楽監督の Mark Snow が手掛けた文字通りのサウンドトラック盤。そして、もう一枚は Foo Fighters や Noel Gallagher らの曲を収めた『The X-Files: The Album』で、こちらには The Dust Brothers による『The X-Files Theme』も収められていた。

犯罪捜査を扱った海外のドラマでは、個人的な思い入れでベスト3に入る『The X Files』。もし、第3弾の映画が作られるのであれば、TV シリーズで (エピソードの設定上) 生き残っているメンバーの多くに登場してほしい。

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