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Primal Scream/『More Light』 [CD]

MoreLight.jpg新作からのリード・シングル『2013』が即、気に入ったので、5月頭にリリースされる『More Light』を早く聴きたいと思っていた Primal Scream。前作『Beautiful Future』から、もう5年近くが経っていたことも、その飢餓状態に拍車をかけていた。

ところが、このジャケットが公開され、「これはまだプロモーション用の画像だろう」と、思っていたら、なんとこれが正式なジャケット。しばし、唖然となったが、最近はなんでジャケット・アートにヘンなモノ多いのだろう…。

そして、届いた『More Light』。ジャケットはともかく内容は『2013』が好印象だったので期待しつつ、最後の『It's Alright, It's OK』まで全13曲、約70分を聴いてみたが、その第一印象は「…」。そのジャケット同様、唸ってしまう内容だった。

そんな個人的な印象は海外でも同様なのか、セールスは贔屓目にも好調とはいえないようで、はっきり言うと、発売初週のセールスでは Primal Scream の久々の新作にも関わらず、Top10 にすら入らなかったようだ。

一部、日本の洋楽を扱うメディアでは「絶賛!」なんて言葉が踊る新作だが、それにも正直「?」と、懐疑的な思い。また、今回は2枚目の CD に6曲のボーナスを収めた別バージョンがあり、そこにある曲がいい! と言う見方もあるようだが、本編の13曲があってのボーナス曲。その本編に触れずに、ボーナス曲がいいというのも本末転倒では…?

『More Light』には、これまでの Primal Scream のスタジオ・アルバムにも度々ゲスト参加していた Kevin Shields の名前があり、また、『Elimination Blues』では Robert Plant が参加したという話題も報じられたが、実際にそれらの曲を聴いても、その効果はあまり感じられず。

むしろ、そういう話題もなく、純粋にこの『More Light』を聴いた感想は、彼らのアルバムにしては珍しく何でもアリ、混沌とした状態になっている…というモノだった。

それはリード・シングルの『2013』と、続くシングルとしてカットされた『It's Alright, It's OK』を比べてみても明らか。『2013』みたいな曲が詰まったアルバムを予想していた身に、今回の『More Light』は物足りなかった。

その物足りなさが、何度も聴いていくと変わってくる…?と思い、繰り返し何度も聴いてみたが、個人的に統一感を感じられないアルバムは、何度聴いても最後まで通して聴けず、いつも途中で聴くのを止めてしまった。

うーん、こんな風に感じた『More Light』。「絶賛!」と称する某メディアは、どこをどう評して、そのように感じたのだろう。これだけ迷わされた Primal Scream の新作。そういう意味では Primal Scream にしては珍しいスタジオ・アルバムだった。

MoreLight.jpgMore Light More Light - プライマル・スクリーム
2013
River Of Pain
Culturecide
Hit Void
Tenement Kid
Invisible City
Goodbye Johnny
Sideman
Elimination Blues
Turn Each Other Inside Out
Relativity
Walking With The Beast
It's Alright, It's OK


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