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Little Boots/『Nocturnes』 [CD]

Nocturnes.jpgBBC が選ぶ Sound Of 2009 でトップになった、イングランドの北西エリア、ランカシャー出身の Victoria Christina Hesketh こと Little Boots。デビュー盤の『Hands』以来、約4年ぶりの2ndアルバムが、この『Nocturnes』になる。

今年の初めにリード・シングルとして、アルバムのトップを飾る『Motorway』がリリースされ、久しぶりのスタジオ・アルバムが、とても待ち遠しかった。3月には続くシングル『Broken Record』がカットされ、それもなかなかいい曲だったことで、4年ぶりの新作への期待は、より高まった。

2009年のデビューから、この4年間で Little Boots が手がけるようなスタイルは EDM と呼ばれる、また新たなジャンルで括られるようになったが、個人的にはこういったジャンル分けが嫌い。そんな住み分けを気にせず、余計な評判は脇において、いいと思った曲を含むアルバムを聴きたいと思っている。

『Nocturnes』は全10曲しかなく、今どきのアルバムにしては、やや少ないように思ったが、アルバム前半は先にカットされたシングルを含め、好きな曲が多い。

Little Boots のようなスタイルの曲には、延々と同じようなビートを刻み、それに自己陶酔しているようなタイプも多く、一度聴けば十分なバンドやアーティストも多い。

だが、Little Boots はそういった同一ビートを繰り返すようなダンス・ミュージックではなく、ちょっとエコーのかかった力みのとれたボーカルが、フワフワと漂うな感じで、とても心地よく響いてくる。

最初に10曲を頭から通して聴いたときは、先の2曲の印象だけが強かったが、その他の曲もヘッドホンを通して聴いたりしていくうちに、頭の中に広がる多彩な音の数々に知らず知らずのうちに没頭していった。

最初はあまり感じるモノの少なかった『Nocturnes』だが、何度も聴いているうちに、その独特な雰囲気にハマってしまい、ヘッドホンで聴いても面白いし、夜にスピーカーを通して聴いても、目の前に広がるその感じがとても気に入った。

『Motorway』と『Broken Record』は大きな話題にならなかった。アルバム『Nocturnes』はチャートを賑わすような飛び抜けた曲は少ないが、Little Boots の持つスタイルは、この2ndアルバムでもなかなか面白い。何も考えず、リラックスしたいときにでもかけたいようなアルバムだ。

Nocturnes.jpgNocturnes Nocturnes - Little Boots
Motorway
Confusion
Broken Record
Shake
Beat Beat
Every Night I Say A Prayer
Crescendo
Strangers
All For You
Satellite
タグ:Little Boots 2013


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